しもデンタルクリニック|宜野湾市、中城村、沖縄市、浦添市、西原町で歯周病治療・歯周組織再生治療・インプラント治療歯科をお探しなら、しもデンタルクリニックにおまかせ下さい。〒901-2424 沖縄県中頭郡中城村南上原770-2 ハピネスハイツ102 TEL/FAX 098-895-3318

歯内治療

歯内治療(根の治療)

当医院では根尖性歯周炎の予防と治療に力を入れていきます。

歯内治療には抜髄と感染根管治療に分けられます。

1、抜髄とは?・・歯髄炎の治療 

     
う蝕(虫歯の菌)が歯髄(歯の神経)まで達しており、菌の侵入によって歯髄に不可逆性の炎症が生じた場合には原因であるう蝕の除去と歯髄を除去していく。
う蝕のみの除去では歯髄内の細菌が除去出来ず、根管内に細菌感染が起こり、根尖(歯根の先)周囲の骨に炎症がおきて根尖性歯周炎になるため、歯髄の除去も必要となる。

歯髄炎の状態では、細菌の侵入は歯髄内に留まっており、抜髄処置の段階で根管内の細菌を生体に為害性がないよう除去し、その後、根管内を緊密にゴムのお薬で封鎖し、細菌を根管内に埋葬し、根尖周囲に炎症がおこる(根尖性歯周炎)のを予防することが非常に大切になります。

2、根尖性歯周炎の原因は?

根尖性歯周炎の原因を調べた文献があり、以下に要約します。


Kakehasi¹⁾らは無菌ラットと通常のラットの歯に図1、図2のように歯髄まで達する穴をあけて放置しました。無菌ラットは歯髄が治癒しましたが(図1)、通常のラットは歯髄壊死を起こして、根尖に炎症が生じました。
無菌ラットと通常ラットの違いは何か?→ それは口腔内(お口の中)の細菌の有無です。
これより歯髄が口腔細菌に感染すると根尖性歯周炎が惹起されることが証明されました。
今日では根尖性歯周炎の病因はお口の中の細菌であることが常識となっています。

参考文献
1)Kakehashi S, Stanley HR, Fitzgerald RJ : The effects of surgical exposure of dental pulps in germ-free and conventional laboratory rats.
Oral Med Oral Pathol, 20 : 340-349,1965.

3、感染根管治療・・根尖性歯周炎の治療

感染根管とは歯髄炎に継発して歯髄および象牙質(象牙細管)の細菌感染によって根尖に炎症が生じる根尖性歯周炎の状態です。
感染根管治療とは、根管内の感染した歯髄や象牙質を除去することで、根管内の細菌数を減少させ、生体に為害性がないよう除去し、その後、根管内を緊密にゴムのお薬で封鎖して細菌を根管内に埋葬し、自然治癒力(免疫力と創傷治癒力)により根尖歯周組織が治癒に向かう可能性を高めること。

感染根管治療の流れ

① う蝕を放置して細菌が根管内に感染し、根尖性歯周炎になってしまった状態
(治療の流れ)



② 歯内治療後に被せ物までしているが、根管内の治療が不十分であったり、被せ物の辺縁
のう蝕から根管への細菌感染がおこり、根尖性歯周炎がおこった状態

(治療の流れは被せ物を除去後に以前、詰めてあるゴムのお薬を除去し、①に示した治療法と同様に根管内を清掃、殺菌、消毒を行い、細菌数を減少させ、再度、ゴムのお薬を詰めていきます。)


初回の歯内治療(initial treatment)の際に、根管内の細菌数を減少させる事が出来なかったり、被せ物の辺縁からう蝕ができてしまうと、細菌が根管内に多く侵入し、ゴムのお薬がはいっていたとしても根尖に炎症が起こってしまいます。(根尖性歯周炎の状態)

以前、感染根管治療を受けたが、根尖部に炎症が起こって骨が溶けています。(根の先が黒くなっている部位)
再度、根の中を清掃して、ゴムのお薬で根の中を封鎖しました。1年後には根の先の黒い部分が白くなっています。これは溶けていた骨が治療によって再生されています。

(治療前)
噛むと痛くて、体が疲れると歯肉におできみたいなものができる。
レントゲンを撮ると左から2番目の歯根の先が黒くなっており、骨が溶けている状態であった。
(治療後1年)
左から2番目の歯の歯根の黒い部分が白くなっており、溶けた骨が再生して治癒しています。
噛んで痛い症状も無くなりました。

4、歯内治療の成功率 (北米の歯内治療専門医が治療を行った際の成功率)

成功率とは、歯内治療後に3~5年後のレントゲンに根尖に病変が見られず、かつ臨床症状がないものを成功とします。
 
北米では歯内治療を 「initial treatment」と「retreatment」に分けられています。

・initial treatment:抜髄や歯髄壊死で根尖病変を有している症例であっても、初めてファイルを根管内で操作する場合
・retreatment:すでに根管内が処置されている症例すべて含む。(感染根管治療)

(治療の成功率)
① 神経を取って初めて治療する歯・・・・・・・・・・・90%以上
② 神経が死んでいるが、初めて治療する歯・・・・・・・80~90%
③ 再治療で根の先に膿がたまっていない場合・・・・・・70%
④ 再治療で根の先に膿みがたまっている場合・・・・・・60%
⑤ 再治療で根管の形態が繰り返しの治療により破壊されている場合・・・・40~50%

日本の歯内治療の区分では抜髄が①に該当して②~⑤は感染根管治療になります。この成功率をみると感染根管で再治療になり、根の先に膿がたまってしまったり、元々の根管の形態が崩れてしまうと治療をしても治りが悪くなってしまいます。
つまり、感染根管で治療を繰り返すと治りにくくなってしまい、抜歯をすることで根尖の炎症を除去する可能性が高くなってしまいます。
よって当医院では、う蝕が大きく歯髄まで拡がり、抜髄処置が必要な患者さんにおいては特に、治療後、根の先に炎症(根尖性歯周炎)が起こらないよう、根尖性歯周炎を予防する事が歯の保存に繋がると考えております。 
ではどのように歯内治療をしていくか?根尖(根の先)に炎症が起こる原因はお口の中の細菌でした。
ですから、歯内治療中に根管の中に細菌が入るのを防ぎ、より無菌的に元々の根管の形態を崩さずに治療を行っていくことが重要だと考えています。
それを可能にするためにラバーダム防湿を行い、Ni-Ti(ニッケルチタン)のファイルを使用して歯内治療を行っていきます。

5、Ni-Ti(ニッケルチタン)ファイルを使用する理由

① 連続的なテーパー形成・・・・根管内に洗浄液がいきわたるよう、適切なテーパーが付与できる。

② 根尖孔を壊さない・・・・根尖孔とは根管の出口で必要以上に拡大すると、治療の成功率に影響してしまう。

③ 根管の本来の形態に追従した機械的拡大が可能

Ni-Tiの写真

6、外科的歯内療法とは?

根管治療が困難な症例(歯の内部の土台の除去が難しかったり、根管の通り道が狭窄していたり、根管の元々の形が崩れている症例など)や通常の根管治療で症状が改善せず治癒しない症例において根の先にある膿の袋を歯肉を開いて外科的に除去し、根尖部に逆根充を行う処置です。

①根の先に炎症がある ②歯肉を剥離して炎症性組織の除去 ③外科処置直後


④半年後のレントゲン 骨が再生している
        
 


①根の先に炎症があり、黒くなっています。通常の根の治療をしても咬んで痛い、おできみたいなものが歯肉にできてしまい、治らなかったため外科的歯内療法に移行しました。
②歯肉を開いて根の先の膿の袋(炎症性の組織)を除去し、根の先を封鎖しました。
③外科的歯内療法、直後のレントゲン写真です。根の先の骨が溶けているため黒く写っています。
④半年後のレントゲン写真です。根の先が白くなって骨の再生が見られます。咬んで痛い症状や歯肉のおできのような膨らみも消失して、経過は良好です。

祝祭日
午前診療
(09:00∼13:00)
× × ×
午後診療
(14:30∼18:30)
× 14:00~
17:00
× ×
PAGETOP
〒901-2424 沖縄県中頭郡中城村南上原770-2 ハピネスハイツ102 TEL/FAX 098-895-3318
Copyright © 歯周病専門クリニック | しもデンタルクリニック All Rights Reserved.